はじめまして!マンガ学部キャラクターデザインコース1年生の花房です!縁があってセイカ探検隊として記事を書いていくことになりました!これからよろしくお願いします?
と、張り切って自己紹介してみたものの私もセイカ生歴数ヶ月。知識や経験はこの記事を読んでくれている高校生のみなさんとそう変わりません!なので記事づくりを通して、セイカの楽しさを一緒に学んでいければと思っています!
さて、夏も近づき、多くの高校生が学校で先生から進路の話を持ちかけられているころだと思います。卒業なんてずっと先の話なのに「大学や専門学校のオープンキャンパスに行け!」と、先生が念を押してくることに疑問を感じている高校1?2年生も少なくないのでは?実は私も同じ考えを抱いていました。
今回は私が進学先をセイカに決めた経緯と理由をお話しします。少しでもみなさんの進路選択の参考になれば嬉しいです!
こちらは、今年2019年6月2日に開催された、セイカのオープンキャンパスの様子です(私は学内スタッフとして参加しました)。壁一面に並んだ豪華なゲスト講師の方々の作品や、思わず「プロの作品ですよね?」と言いそうになるクオリティの先輩?卒業生の作品。そこに、セイカを目指す受験生たちが続々と集い、ものすごい熱量で先生や先輩方に質問を投げかけたり、体験授業などに参加し黙々とペンを走らせたりしています。その様子を見ていると私が初めてセイカのオープンキャンパスに参加した高校2年生の夏の記憶が鮮やかによみがえりました。
私は幼い頃から漫画やアニメ、そして絵を描くことが好きでした。高校生になり、ぼんやりと「もっと上手に絵が描けるようになりたいな」と考えるようになった私は、コミックイラストが学べる専門学校を目指すつもりでいました。
しかし父から「大学に入学してほしい」といわれ、高校2年生の夏、渋々向かうことになったのがセイカのオープンキャンパスです。
でも実は、その時の私は、先輩学生の作品のクオリティや周りの受験生の熱気や雰囲気に圧倒されてしまい、自信を失って泣きながら家に帰ったのです。
すっかり心が折れた当時の私は父の意見を無視し、より強固な意志で専門学校入学を目指すようになりました。今の自分ではセイカを受験したって受かるわけがないし、美術系の高校でもなく、趣味でしか絵を描いたことのない私が美大を目指したところで仕方がないと思ったからです。
しかし時間が経ち折れた心がだんだん元に戻ってくると、この考え方が現実逃避のように思えてきました。それと同時に努力をする前に諦めている自分を悔しく感じる気持ちも大きくなりました。
「絵が上手に描けるようになりたいと思っているなら、自分より上手に絵を描く人たちから逃げようとしちゃダメだ。尊敬できる同世代に囲まれながら必死になってがんばらないと成長なんてできない。そんな環境にいたいならセイカのキャラクターデザインコースを目指すしかない!」そう気がついたことが、セイカに進学先を決めたきっかけです。
高校でたくさんの先生から早めに進路について考えるよう言われるのは、きっと私のような、「時間をかけたことで考えが変わった」例があるからだと思います。結局、私がセイカを第一志望として選択しようと腹を括ったのは、高校3年生になってからのことです。もし初めてオープンキャンパスに訪れたとき、私が高校3年生だったなら、沈んだ気持ちも考えも変わることがなく、セイカを進学先候補から除外していたと思います。
もちろん、高校1?2年生のうちに絶対に行きたい学校を一つ決めろ、と言うつもりはありません。高校生活の間に、自分の好きなものや興味のあることはどんどん増えるし、変化していくのは当たり前です。大切なのはその変化に合わせていろんな学校を調べてみること、知ってみることだと思います。たくさんの学校を比較した経験が、いざ受験生になったとき自分が一番入学したいと思う学校を選ぶきっかけに繋がっていくはずです。
そして、AO入試を直前に控えた受験生のみなさん、セイカやキャラクターデザインコースが気になり始めたみなさんにはぜひ何度もオープンキャンパスに訪れていただきたいなと思います。各コースが開催しているAO入試体験講座に参加するのはもちろん、勇気を出して作品の講評を受けてみてほしいです。
私には描いたイラストを持っていくぞと誓ってから次のオープンキャンパスまでの間、ストレス性の蕁麻疹が止まらなかった思い出があります。ですから、厳しいことを言われたらどうしようと思ったり、下手だから人に見せたくないと卑屈になってしまう気持ちにも非常に共感できます。しかし、指摘されるということは伸び代だということ!次に作品を制作するとき、「ここは注意されたから気をつけよう!」と思えるポイントができることは、入試のときにも強みになります。また、実際に漫画家やイラストレーターとして活躍する先生から入試対策や学校生活について直接話を聞けることは、なによりもみなさんにとってメリットになると思います。
オープンキャンパスでたくさんの衝撃を受けていたからこそ、合格通知が届いた時は嬉しさと同時に「もっとがんばらなきゃ!」と気合いが入りました。今年は衝撃を与える側として、オープンキャンパスでみなさんをお持ちしています!