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芸術学部 教育の3つの方針 Educational Policies

ART

ディプロマポリシー(学位授与の方針)

芸術学部の教育研究目的は、自立した思考力によって新たな表現を創造するアーティストの資質を備えた、より良き社会人として生きる人間の育成です。多様な芸術表現の在り方を共有し、専門性の探求と領域横断的な交流により、主体的かつ創造的な価値を社会に対して提案できる力を養います。卒業時に身につけているべき要素を以下の5つとし、卒業要件を満たせばこれらを身につけたものと認め、学位を授与します。

5つの要素

  1. 芸術と文化の多様性に関する基本的な知識と理解がある。
    (知識と理解 knowledge & understanding)
  2. 領域と技法を超えた多角的な視点から対象の本質をとらえ、自ら問題点を見つけ創造的に取り組むことができる。
    (創造的思考と考察 creative thinking & observation)
  3. 芸術領域の専門知識と制作技能、および他者の心に訴え行動を喚起する造形力を身につけている。
    (技術と表現 skills & expression)
  4. 多様な他者との違いを認め、協働して課題解決に取り組むことができる。
    (他者理解と協働 mutual understanding & collaboration)
  5. より良い社会を創る意欲を持ち、学びを応用して社会の課題解決に自ら取り組むことができる。
    (社会への関心と行動 interests & action)

カリキュラムポリシー(教育課程編成の方針)

芸術学部は、学位授与の方針を達成するために、全学共通教育科目、学部専門教育科目を体系的に編成し、講義、演習、実習等を適切に組み合わせた授業を開講します。また、科目のナンバリングおよびカリキュラム?マップにより、カリキュラムの体系を明示します。
 
教育内容、教育方法、学修成果の評価について以下のように定めます。

(1)教育内容

学部専門教育科目では、1 年次には造形表現に必要な表現の多様性を学び、各分野の基礎知識を幅広く身につける科目を開講します。2 年次は各自の専門分野に重要なアートシーンに触れるとともに、専門的な知識?技法?考察能力を身につける科目を開講します。3 年次は専門を深化させると共に、創造的表現能力、総合的判断能力、実践的コミュニケーション力を養う科目を開講します。最終年次には、探究を自律的に計画?遂行し、公共的?学術的に表現する技法と作法を養います。

(2) 教育方法

学生の主体性を伸ばすため、能動的学修の視点を取り入れた教育方法を実施します。
授業内?外の学修時間を考慮した授業内容を設計します。
学修成果の可視化を通じて、学生の自律的な学修を支援します。

(3) 学修成果の評価

芸術学部では、学位授与の方針に掲げる能力?資質およびこれらの総合的な活用力の修得状況を、「進級時」「卒業時」の2つのレベルで把握し、評価します。 各レベルの評価の実施方法は、以下のとおりとします。

<進級時>
進級時の学修成果は、学部所定の教育課程における進級要件達成状況により、総合的評価を行います。

<卒業時>
4 年間の学修成果は、学部所定の教育課程における卒業要件達成状況により、総合的評価を行います。
卒業論文?制作(必修)は、評価ルーブリックを活用し、複数教員によって多面的評価を行います。
部所定の教育課程における進級要件達成状況により、総合的評価を行います。

アドミッションポリシー(入学者受け入れの方針)

領域1 知識?理解?技能

  1. 高等学校の教育課程における基礎学力?技能を有している
  2. 入学後に発展可能な、作品制作に関する基礎知識?技能を有している

領域2 思考?判断?表現

  1. 身近な問題について、知識や情報をもとに筋道を立てて思考できる
  2. 他者の意見を理解し、自分の考えをわかりやすく表現できる

領域3 関心?意欲?態度

  1. 新しい領域や多様な人々に対して先入観なく向き合い、生涯にわたって学習を継続する意欲がある
  2. 学びたい学部?学科の知識や経験を社会で活かしたいという目的意識を持っている