武富 健治 TAKETOMI Kenzi
- 専門分野
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オリジナル漫画制作 / 原作?原案付き漫画の作画演出
- 所属
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- マンガ学部 マンガ学科 ストーリーマンガコース
- 大学院 マンガ研究科
経歴?業績
1970年佐賀県生まれ。青山学院大文学部教育学科卒。97年に「屋根の上の魔女」でデビュー。2005~11年に漫画アクション(双葉社)で「鈴木先生」(全12巻)を連載、07年に文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞。11年にテレビ東京にて長谷川博己?土屋太鳳主演で連続ドラマ化。13年、続編が劇場映画となる。若い時に描いた文芸漫画短編群が、「掃除当番」「屋根の上の魔女」の2冊にまとめられる。
その後しばらく原作付きのコミカライズを活動の中心に据え「ルームメイト」「惨殺半島赤目村」「漫画訳雨月物語」を執筆。その後、又吉直樹氏の指名依頼を受け「火花」を漫画化。
2016年よりゲンロンひらめきマンガ教室のゲスト講師?最終作品審査員を務める。
現在、ライフワークである「古代戦士ハニワット」を漫画アクション誌上にて連載中。
メッセージ
みなさんいろいろな気持ちで、漫画を勉強してみたいと思っていることでしょう。大学を卒業するまでに、何としても世の中に出したいと思える作品を持ち、それを世の中に届けられる技術や精神力を身に付けられるよう、精いっぱいサポートしたいと思います。日本のマンガは爛熟の時期に入って久しいですが、まだまだ新しく切り開ける可能性、余地をたくさん残しています。せっかくアーティストを目指すのですから、既に在る椅子を「取る」ことよりも、自分の作った椅子を「置く」ことに熱意を燃やしてほしいです。そのくらいの意識でスタートした方が、結果的には椅子を取るにも手っ取り早い気がします。一緒に頑張りましょう。