芸術研究科後期課程版画領域出身の張 諒太さんによる個展「木版遊旅譚」が、京都市左京区のゲーテ?インスティトゥート?ヴィラ鴨川にて開催されます。
本展覧会では、「Kyoto Art for Tomorrow 2024 —京都府新鋭選抜展」において、ゲーテ?インスティトゥート?ヴィラ鴨川国際交流賞を受賞した作品「Ancient Mikines(ミケーネ遺跡)」をはじめ、十数点におよぶ作品が展示されます。さらに、敷地内にあるガラスのアトリエでは、作家本人による公開制作も行われます。張さんによる制作の様子を間近でご覧いただける貴重な機会です。ぜひご覧ください。
展覧会ステートメント
私は木版プレス機と銅版インクを用いることで、ヨーロッパ式の木版技法を現代の表現へと進めています。彫ることは単なる「削り」ではなく、「描く」行為であり、線や質感を通じて風景の奥行きを刻んでいきます。
今回の作品群では、ギリシャやクロアチアといったヨーロッパの風景を起点に、東のインドへと続く旅をテーマにしています。モチーフとなるのは、石の建造物やその土地の風景。木版の彫りは、時間と記憶を刻みながら、一つの道筋を描き出します。これは、私自身の手がたどる旅であり、版の上に刻まれる「木版遊旅譚」です。
張 諒太
張 諒太
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日程
2025年6月7日(土)~6月21日(土)
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時間
11:00~17:00
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会場
〒606-8305 京都市左京区吉田河原町19-3 -
出演?出展者
張 諒太(芸術学部版画コ-ス 卒業/芸術研究科博士後期課程芸術専攻 単位取得満期退学)
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予約
不要
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料金
無料
お問い合わせ先 CONTACT
京都精華大学 広報グループ
〒606-8588 京都市左京区岩倉木野町137
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