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在学生?卒業生

カートゥーンコース卒業生の黒洞さんによる個展「メモリー」が開催

マンガ学部カートゥーンコース卒業生の黒洞さんによる個展「メモリー」が、東京北上野のMOON GALLERY&STUDIOで開催されます。黒洞さんによる初の個展となります。ぜひご覧ください。


展覧会ステートメント

今回の展示作品では、もはや具象的なイメージを意図的に描くことはありません。少女の身体、ウサギの輪郭、感情の表情は次第に溶けていき、呼吸のように揺らぐ色彩と形となり、魂の本質により近い抽象へと変化しています。
 
しかし、これらは決して無から生まれたものではありません。私の創作の原点は、ウサギをモチーフにした初期のイメージにあります——か弱く、純粋で、驚きやすく、沈黙の中に痛みを抱えている存在。それは、かつて私が育てたウサギであり、そしてかつての私自身でもありました。大学時代には「ウサギ」と「少女」、「痛み」を主題とし、見過ごされがちな、しかし確かに存在する感情を描いてきました。
 
本展では、当時の大学時代の作品も一部展示しております。現在の抽象表現と並べることで、私の創作の変遷と心の軌跡をご覧いただければ幸いです。
 
かつて私は、いじめや孤独、自分自身への疑念を抱え、世界から遠ざかるような日々を過ごしていました。創作は、他者との共鳴を求める唯一の手段であり、心の出口でもありました。今は、傷を露わにするのではなく、静かな絵画の中に、一瞬の安らぎや理解を込めたいと思っています。それはまるで、神仏が与えてくれる一時の庇護のように——ほんの少しでも痛みから解放される瞬間があれば、それはひとつの救いです。
 
信仰を持つようになってから、「心を整える」という感覚を大切にするようになりました。魂と肉体は本来一致しているものではなく、私にとって絵を描くことは、魂を身体から切り離し、他者と静かに出会う方法です。
 
画面に表れる色や光、形や余白は、もはや特定の感情や概念を伝えるためのものではなく、ただ自然に内からあふれ出し、その瞬間に静かに定着していきます。
 
輪郭は溶け、光と振動、感情の残響となって存在します。そこに「誰か」や「何か」がはっきりと描かれているわけではありませんが、もし少し立ち止まって眺めていただけたなら——きっと、そこに“かたちのない魂”の存在を感じていただけるかもしれません。
 
今回の作品群には、痛みの記憶から解放されたもの、浄化や慈悲への祈りを込めたものなどがあります。可愛らしさに惹かれる方もいらっしゃるかもしれませんが、ほんの少し深く見つめていただけたなら、そこに宿る魂の光を感じていただけることを願っています。
 
私はもはや、特定の意味を伝えようとはしていません。自然に任せて、心のままに描いています。私の今の創作の姿勢は「縁に任せること(随縁)」——テーマを求めすぎず、感情を否定せず、ただ自然に湧き出るものを受け入れる。
 
それらの作品が、まるで生きているように在り、観てくださる方の心に静かに芽生えますように。
 

  • 日程

    2025年6月25日(水)~6月29日(日)

  • 時間

    13:00~19:00(最終日17:00まで)

  • 会場

    MOON GALLERY&STUDIO 
    〒110-0014 東京都台東区北上野2-3-13 北上野ダイカンプラザ1F
     
  • 出演?出展者

    黒洞(マンガ学部カートゥーンコース 卒業)

  • 予約

    不要

  • 料金

    無料

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京都精華大学 広報グループ

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