森村泰昌(美術家)
2014年8月に開幕する第5回ヨコハマトリエンナーレについての概要を、
コンセプトや出品作家の紹介をまじえつつ、お話します。
美術家である私がなぜアーティスティック?ディレクターという職を担ったか。
今回のヨコハマトリエンナーレになにを求めたか。どういう特徴を持つトリエンナーレになるか等々、
今実現に向けて進行中の現場から、ナマの声を届けます。
日時: 2014年6月5日(木)16:20 ~ 17:50
講師:森村泰昌
もりむら?やすまさ●1951年大阪生まれ。1985年にゴッホの自画像に扮するセルフポートレイト写真を発表し、以降、今日に至るまで、一貫して「自画像的作品」をテーマに作品を作り続ける。1988年にはベネチア?ビエンナーレ/アペルト88に選出され、以降国内外で数多くの展覧会を開催。世界的な活躍を続ける。2013年は「ベラスケス頌:侍女たちは夜に甦る」(資生堂ギャラリー)、「森村泰昌 レンブラントの部屋、再び」(原美術館)、「Theater of the Self」(アンディ?ウォーホル美術館[ピッツバーグ])の3つの個展を開催した。著作も『森村泰昌「全女優」』(二玄社)、『まねぶ美術史』(赤々舍)など多数。2014年8月に開幕する「横浜トリエンナーレ2014」ではアーティスティック?ディレクターを務める。今夏同時期には、ペテルスブルグのエルミタージュ美術館での「マニフェスタ10」に参加、新作を発表の予定。
岸田 繁(くるり)(ミュージシャン)
くるりの曲はどうやってできるのか?
2013年6月に本講演会に登壇し、楽曲のつくりかたを講義して
大好評を博した岸田繁氏による「くるり解体新書」の第2弾です。
日時: 6月20日(金)16:20 ~ 17:50 会場:友愛館Agora
講師:岸田 繁(くるり)
きしだ?しげる●1976年4月生まれ。京都市北区出身。バンドマン/作曲家。
くるり(QURULI)、サンフジンズのメンバー。
それぞれのバンドでの活動の他、映画音楽の作曲なども行っている。
三宅洋平(音楽家)
2013年の参議院選挙で、無名でありながら
17万もの票を獲得できたのはなぜか。
そもそもミュージシャンがなぜ立候補したのか。
「選挙フェス」という新しいかたちで人々の心を動かした
三宅洋平さんに話を聞きます。
あなたは、あなたの行動や表現によって、
世界を変えられると思いますか?
講演会の様子は、三宅洋平氏の活動を可視化するメディア「AntaMedia」より
Ustreamで中継される予定です。何卒ご了承下さい。
※中継に関してのご質問は「AntaMedia」へお願いいたします。
日時: 2014年6月26日(木)16:20 ~ 17:50
講師:三宅洋平
みやけ?ようへい●1978年ベルギー生まれ。2002年、サラリーマンを辞めてミュージシャンとしてデビュー。2009年までレゲエ?ロックバンド犬式 a.k.a.Dogggystyleのボーカル?ギターとして活動。2010年より(仮)ALBATRUSを始動。デビュー時よりライブやネットを通じて社会に対するメッセージを発しており、2012年の衆議院選挙で立候補の打診を受けた事をきっかけに、「政治に参加し、政治をアート」する姿勢を明確に打ち出す。「日本社会の価値観を多様にひらく」必要を感じ、2013年7月に行われた参議院選挙への立候補。17万票を得るも落選する。日本全国でライブ活動を続けている。
聞き手:Peace-K
ぴーすけ●音楽家。ドラム&パーカッションを中心に、多数のミュージシャンのライブやレコーディングに参加。Peace-K名義の1stアルバム『Peace Tree』、ユニットhanp(ハンピー)ではミニアルバム『半魚人』をリリース。世界で数少ないhang奏者でもあり、hang演奏アルバム『NEW MOON』も発表している。三宅洋平のバンド(仮)ALBATRUSでは、ドラムス?パーカッション?コーラスを担当する。
RHYMESTER(ライムスター)(ヒップホップ?グループ)
普遍性を持ったメッセージと新しい音楽で、
いまを生きる人々の深い共感を得るヒップホップ?グループ「ライムスター」。
メンバーそれぞれの音楽との出会いや向き合い方、
そして音楽の力について語っていただきます。
※後期には、公開講座ガーデンでワークショップを行います。
詳細は下記のページにて、9月頃お知らせします。
日時: 7月10日(木)16:20 ~ 17:50
講師:RHYMESTER(ライムスター)
宇多丸(Rap)、Mummy-D(マボロシ, Mr. Drunk: Rap/ Produce)、DJ JIN(breakthrough: DJ/ Produce)からなるヒップホップ?グループ。別名「キング?オブ?ステージ」。
1989年にグループ結成。シングル「B-BOYイズム」、アルバム「リスペクト」、アルバム「ウワサの真相」などを発表し、日本のヒップホップシーンに多大な影響を与える。2007年の日本武道館での公演後、活動休止。個々での活動を経て、2009年にシングル「ONCE AGAIN」で本格活動再開。2013年には10枚目となるアルバム「ダーティーサイエンス」をリリースし、全国ツアー「KING OF STAGE vol.10」を開催。 現在、ツアーの模様を収録した「KING OF STAGE VOL.10 ダーティーサイエンス RELEASE TOUR 2013」が絶賛発売中。
大根 仁(演出家?映像ディレクター)
「映像制作の醍醐味」
テレビドラマ、ミュージックビデオ、映画など、次々と話題作を手がける大根仁監督に、今までの活動とこれからについてお話いただきます。
日時: 2014年10月16日(木)16:20 ~ 17:50
講師:大根 仁
おおね?ひとし●1968年東京都生まれ。「リバースエッジ大川端探偵社」「まほろ駅前番外地」「モテキ」「湯けむりスナイパー」などのテレビドラマ、マキシマムザホルモン「予襲復讐」、フジファブリック「夜明けのBEAT」などのMV、ロックミュージカル「ヘドウィグ?アンド?アングリーインチ」などの舞台演出を手掛ける傍ら、コラム執筆やイベント主催など幅広く活動する。監督?脚本を手掛けた映画「モテキ」が2011年に公開し大ヒット。映画監督第二作目となるインディーズ映画「恋の渦」は、全国で拡大公開するまでの人気を博す。最新作「バクマン。」は2015年に公開。
クラフト?エヴィング商會(作家?デザイナー)
「答えはいつもふたつある」
クラフト?エヴィング商會は、大体いつも二兎を追っています。小説を書きながらデザインの仕事をしています。デザイナーではあるけれど、アート作品もつくっています。アート、デザイン、文学が融合した、その活動について、おふたりに語っていただきます。
日時: 2014年10月23日(木)16:20 ~ 17:50
講師:クラフト?エヴィング商會
くらふと?えびんぐ_しょうかい●吉田篤弘、吉田浩美によるユニット名。著作の執筆と、装幀を中心としたデザインワークを主として活動している。おもな著書に『クラウド?コレクター/雲をつかむような話』『らくだこぶ書房21世紀古書目録』『ないもの、あります』などがある。著作のほとんどに「クラフト?エヴィング商會」は物語の中の二次元的存在として登場するため、ユニット自体が架空の存在だと思われがちだが、実際に存在し、これまでにおよそ1000点を超える書籍?雑誌等の装幀デザインを担当。2001年には講談社出版文化賞ブックデザイン賞を受賞している。
森 栄喜(写真家)
「親密な、写真」
恋人や友人とのプライベートな日常を記録した写真集『intimacy』で木村伊兵衛写真賞を受賞した森栄喜さんに、写真のこと、受賞作品 のこと、同性婚にまつわる活動のこと、これからのことをお話いただきます。
日時: 2014年12月4日(木)16:20 ~ 17:50
講師:森 栄喜
もり?えいき●1976年、石川県金沢市生まれ。2001年、米パーソンズ美術大学写真学科卒業。2014年『intimacy』(ナナロク社、2013年)で第39回木村伊兵衛写真賞を受賞。写真集に『Crows and Pearls』(edition.nord、2009年)、『tokyo boy alone』(レボリューション?スター?パブリッシング、台湾、2011年)のほか、川島小鳥、ミヤギフトシと共同で男についてのフォトZine『OSSU』を発行している。 また、2013年より同性婚をテーマに写真と映像で訴えるプロジェクト「Wedding Politics」を恋人とともに始める。オリジナルの衣服を毎回制作し、国会議事堂前や神社、街中などで、2人のセルフポートレートを撮影。日本で同性婚が法的に整うまで続ける。
渋谷慶一郎+evala(音楽家)
「音楽に未来はあるか?」
音楽家であるお二人から、いままでの活動、いま考えていること、
これからの展望についてお話いただきます。
日時: 2014年12月11日(木)16:20 ~ 17:50
講師:渋谷慶一郎+evala
渋谷慶一郎
音楽家。1973年生まれ。東京芸術大学作曲科卒業。
2002年に音楽レーベルATAKを設立、国内外の先鋭的な電子音楽作品をリリースする。
代表作に "ATAK000+"、 "ATAK010 filmachine phonics" など。
2009年、初のピアノソロ?アルバム "ATAK015 for maria" を発表。
2010年には "アワーミュージック 相対性理論 + 渋谷慶一郎" を発表。
以後、映画 "死なない子供 荒川修作"、 "セイジ 陸の魚"、"はじまりの記憶 杉本博司"、 "劇場版 SPEC~天~"、"TBSドラマ SPEC" など数多くの映画音楽を担当。
2012年には "サクリファイス 渋谷慶一郎 feat.太田莉菜"、 "イニシエーション 渋谷慶一郎 + 東浩紀 feat.初音ミク"を発表、コンサート "ジョン?ケージ生誕 100年記念コンサート One(X)"をプロデュース。
同年末に、初音ミク主演による世界初の映像とコンピュータ音響による人間不在のボーカロイド?オペラ "THE END" を山口情報芸術センター(YCAM)で制作、 発表。初音ミク及び渋谷慶一郎の衣装をルイ?ヴィトンが担当し、斬新なコラボレーションが話題を呼んだ。
2013年5月、東京?渋谷のBunkamura?オーチャードホールにて、"THE END" 東京公演を開催。
同年11月には、パリ?シャトレ座にて "THE END"パリ公演を開催。三公演のチケットが即時にソールドアウトするなど大きな話題となった。
また、同時にCD作品として "ATAK020 THE END" をソニーミュージック、およびソニーミュジック?フランスから発表。
2014年4月、パリのパレ?ド?トーキョーで開催された現代美術家?杉本博司の個展に合わせて、杉本とのコラボレーション?コンサート”ETRANSIENT”を公演。個展で発表される杉本のインスタレーション3作品にも立体音響による音楽 を作曲、提供した。
同年10月には、昨年THE ENDパリ公演を開催したシャトレ座にて、ピアノとコンピュータによるソロ?コンサート"Perfect Privacy"を開催。
2015年6月には、ボーカロイド?オペラ”THE END” のオランダ?ホーランドフェスティバルでの公演が決定。
evala
1976年生まれ。音楽家、サウンドアーティスト。
先鋭的な電子音楽作品の発表および上演、また公共空間、舞台、映画、広告メディアなどで立体音響システムや先端テクノロジーを用いた独創的で多彩なサウンドデザインを行なう。
主な近作に、インスタレーション『大きな耳をもったキツネ』(NTTインターコミュニケーション?センター[ICC]/2013)、『Steppingstone』(経済産業省クール?ジャパン?ファンドオフィス常設/2013)、『void inflection』(山口情報芸術センター[YCAM]/2011)、CD『white sonorant』(PG/2012)、『acoustic bend』(port/2010)。『Perfume World Tour 2nd』(文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作品)、『LUX 25周年キャンペーン』、『TOYOTA Smartphone Entertainment』、『宇宙ミュージアム TeNQ』、『elevenplay MOSAIC公演』などで音楽を手掛けるほか、『倖田來未 Dancer in the Rain MV』サウンドディレクション、ボーカロイド?オペラ『THE END』サウンドプログラムなど。
講演会の前日、12月10日(水)には京都メトロにて
渋谷慶一郎+evalaによるユニット『ATAK Dance Hall』公演が開催されます。