現在、京都精華大学 伝統産業イノベーションセンターでは、所蔵する膨大な染色型紙の中から、着物の意匠性や時代性、工芸技術をよくあらわしているものを厳選し、展示します。
会場は、2021年2月に叡山電車出町柳駅ビル2階に新設した「京都精華大学 サテライトスペース Demachi」。本企画では実物に加え、型紙意匠を抜粋したパネル展示をおこない、花鳥山水や幾何学模様などの多彩な題材を扱う着物の染色についても紹介いたします。
※京都精華大学は、2018年度に文部科学省「私立大学研究ブランディング事業」の採択を受け、「持続可能な社会に向けた伝統文化の『表現』研究」をテーマに活動を展開しています。
京都精華大学 伝統産業イノベーションセンター主催企画展
「染めの型紙にみる着物のデザイン—京都精華大学所蔵 田中直一コレクションから」
会期:2021年3月16日(火)?3月27日(土)
休廊日:2021年3月21日(日)、22日(月)
時間:11:00-17:00
会場:京都精華大学 サテライトスペース Demachi(京都市左京区田中上柳町25-3 京阪出町柳ビル2階)
料金:入場無料
主催:京都精華大学 伝統産業イノベーションセンター
協力:京都友禅協同組合、京都精華大学 情報館
展示企画サポート:吉岡康介
京都精華大学 伝統産業イノベーションセンターについて
伝統産業イノベーションセンターは、これまで京都精華大学が培ってきた伝統産業の知見を集約し、より活発な教育?研究活動に還元するために2017年に設立しました。〔研究〕〔教育〕〔社会連携活動〕を大きな軸として、世界有数の工芸産地?京都を拠点にさまざまな国や地域の手仕事との連携をめざしています。
2019年9月には「 We - 工芸から覗く未来」と題したシンポジウムを国際マンガミュージアムで開催。工芸の世界でさまざまな取り組みをおこなう方々とともにエシカル消費やエコロジー、労働環境といった社会課題について、伝統的な手仕事を起点に議論を行いました。本講演会はその第2弾にあたります。
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