『令和万葉集』は万葉社の最初の本です。本書には平安時代の万葉集と同じ和紙（鳥の子紙）が使用されており、一冊ごとに大阪の職人による手作業で製本。千年後にも読み継がれる本づくりをめざす同社による、新しい時代への挑戦とものづくりへの熱い想いが込められた本となっています。

また、同じく万葉社から出版された『京蒔絵と塗り』は、芸術学部日本画分野卒業生の髙畑 麻珠子さんの作品集です。髙畑さんは、漆の伝統技術を受け継ぎながら、漆をもっと身近に感じられるような現代に合う器作品を中心に、漆の黒を活かしたシンプルでシャープな作品を制作されています。本書では、その作品群を細部まで堪能することができます。いずれも、1ページずつゆっくりと眺めて時間を贅沢に過ごせる一冊です。

ぜひお手に取ってご覧ください。

書籍名：『令和万葉集』著者：佐々木良 書籍名：『京蒔絵と塗り』
著者：髙畑 麻珠子
出版社：万葉社
刊行日：2021年1月1日