京都精華大学では、2021年の新学部設立に加えて、ウスビ?サコ学長主導のもと全学共通カリキュラムの大幅な改編を行いました。
1年間を4期に分けて学ぶ「クォーター制」の導入や、所属以外の学部の科目を履修できる「マイナー科目」、学外のフィールドで体験を通じて学ぶ「社会実践力育成プログラム」など、画期的な取り組みを多数導入しています。
そのなかでも社会実践力育成プログラム科目のひとつ、「国内ショートプログラム」は、本学ならではの多彩な体験に取り組める科目です。国内各地に学生を派遣し、体験を通じて知見を得る本科目。これまでは各学部ごとに実施していた体験型学修を編纂するなどして、全学部の学生が興味のあるテーマに自由に参加できるようになりました。
2021年は、8?9月にかけて以下の7つのテーマを実施します。
「国内ショートプログラム」取り組み内容
1)アイデアとデザインが地場産業を変える[メガネ?漆器?和紙?刃物?陶磁器] —地域体験型イベントを考察する —
生活様式の変化に伴って、伝統産業における販売?流通の手法が大きく変化している現在の動向を、福井県鯖江市河和田地区で毎年開催されている体感型マーケット「RENEW」を訪れて考察します。
体感型マーケット「RENEW」は、期間限定で地域にある地場産業の工房を公開し、その作業の様子や伝統の奥深さを伝えるイベントです。「RENEW」の運営スタッフ、地場産業デザインに関わる人の多くは他地域からの移住者で構成され、これからの地域モデルとしても注目を集めています。
本プログラムでは、鯖江の地場産業(眼鏡、漆芸、木工芸、紙漉き、)と地域の関係を学び、その振興?活性化手法を学びます。「伝統工芸」「眼鏡」「移住」「地域デザイン」「街づくり」などのキーワードを手がかりに、これからの地域と工芸のあり方を考えます。本講義は現場を歩き、関係者に直接会って話を聞き、考察するフィールドワークが主体となります。
担当教員:米原有二(国際文化学部)
訪問時期:10月8日~10日
体感型マーケット「RENEW」は、期間限定で地域にある地場産業の工房を公開し、その作業の様子や伝統の奥深さを伝えるイベントです。「RENEW」の運営スタッフ、地場産業デザインに関わる人の多くは他地域からの移住者で構成され、これからの地域モデルとしても注目を集めています。
本プログラムでは、鯖江の地場産業(眼鏡、漆芸、木工芸、紙漉き、)と地域の関係を学び、その振興?活性化手法を学びます。「伝統工芸」「眼鏡」「移住」「地域デザイン」「街づくり」などのキーワードを手がかりに、これからの地域と工芸のあり方を考えます。本講義は現場を歩き、関係者に直接会って話を聞き、考察するフィールドワークが主体となります。
担当教員:米原有二(国際文化学部)
訪問時期:10月8日~10日
2)嵯峨大念仏狂言を通して地域の歴史?文化を学び、その発展と可能性を探る
「嵯峨大念佛狂言」は京都嵯峨野?清涼寺を拠点とする念仏狂言で、壬生?千本ゑんま堂と並ぶ「京の三大念佛狂言(民俗芸能)」のひとつです。その形態は無声、演者のジェスチャー主体によって物語が表現されるというもので、起源は室町時代に遡り、既に500年の歴史を有しています。
このプログラムでは、嵯峨大念仏狂言を通して地域の歴史や文化や、それらの継承地としての機能を調査?考察します。また、演目全体はマンガといった様々なクリエイティブシーンにおけるアイディアの宝庫であり、その緒にも焦点を当て、多角的にフィールドワークを行っていきます。実際に関係者の皆さんに話を伺いながらの実地フィールドワーク?講義授業です。
担当教員:堤邦彦(国際文化学部)、睦月ムンク(マンガ学部)
訪問時期:8月中旬
担当教員:堤邦彦(国際文化学部)、睦月ムンク(マンガ学部)
訪問時期:8月中旬
3)瀬戸内国際芸術祭「高見島2022」を作る
京都精華大学では、有志のプロジェクトとして2013年より瀬戸内国際芸術祭に参加しています。高見島を舞台に、芸術学部教員 内田晴之が中心となり、幅広い年代の卒業生、在学生が作品を出展してきました。
高見島に赴き、島に残る作品鑑賞や、2022年度瀬戸内国際芸術祭(「高見島2022」)に向けた空き家の整備また参加作家の制作サポート、島の歴史、現状を知るための島歩きなどを行います。期間中は、プロジェクトが運営する高見島の宿舎に泊まり食事なども自分たちで作ります。最終日には、同じく瀬戸内海に位置する豊島または直島に渡って、美術館などをめぐり作品鑑賞をします。夏季休暇を利用した3泊4日の現地調査を予定しています。
担当教員:内田晴之(芸術学部)
訪問時期:9月9日~12日
過去の高見島プロジェクトの様子(2019年)
高見島に赴き、島に残る作品鑑賞や、2022年度瀬戸内国際芸術祭(「高見島2022」)に向けた空き家の整備また参加作家の制作サポート、島の歴史、現状を知るための島歩きなどを行います。期間中は、プロジェクトが運営する高見島の宿舎に泊まり食事なども自分たちで作ります。最終日には、同じく瀬戸内海に位置する豊島または直島に渡って、美術館などをめぐり作品鑑賞をします。夏季休暇を利用した3泊4日の現地調査を予定しています。
担当教員:内田晴之(芸術学部)
訪問時期:9月9日~12日
過去の高見島プロジェクトの様子(2019年)
4)越後妻有アートトリエンナーレ「大地の芸術祭」を知る
2000年から新潟県十日町市で3年毎に継続して開催されている、越後妻有アートトリエンナーレ「大地の芸術祭」の鑑賞と現地調査を行います。彫刻家でもある芸術学部教員の吉野央子が、自らの知見を活かして学生を案内。国内各地で数多く開催されている芸術祭の先駆的存在である「大地の芸術祭」を通して、地方地域の現状と抱えている問題点を考察しながら、アートツーリズムの魅力と今後の展望を探ります。夏季休暇を利用した2泊3日の現地調査を予定しています。
担当教員:吉野央子(芸術学部)
訪問時期:8月上旬
担当教員:吉野央子(芸術学部)
5)異文化と有機農業を体験する
栃木県那須市にある日本最古のNGOの一つである学校法人アジア学院(ARI)を訪問し、有機農法やリーダーシップ養成のプログラムに実際に参加しながら、NGOや国際開発に関する知見を学びます。
学校法人アジア学院(ARI)に在籍している学生は、アジア?アフリカの若者たち。彼らは日本で、リーダーシップや、環境に負荷をかけない農業について学んでいます。彼らとともに、農作業や家畜の世話、食事準備などの仕事に取り組みながら、NGO法人スタッフから講義を受け知見を得ます。滞在中は英語によるコミュニケーションが求められます。高度な英語力は必要ありません。積極的に話しかけ、一生懸命聞く姿勢を歓迎します。夏季休暇を利用した3泊4日の現地調査を予定しています。
担当教員:清水貴夫(国際文化学部)
訪問時期:8月13日~16日
学校法人アジア学院(ARI)に在籍している学生は、アジア?アフリカの若者たち。彼らは日本で、リーダーシップや、環境に負荷をかけない農業について学んでいます。彼らとともに、農作業や家畜の世話、食事準備などの仕事に取り組みながら、NGO法人スタッフから講義を受け知見を得ます。滞在中は英語によるコミュニケーションが求められます。高度な英語力は必要ありません。積極的に話しかけ、一生懸命聞く姿勢を歓迎します。夏季休暇を利用した3泊4日の現地調査を予定しています。
担当教員:清水貴夫(国際文化学部)
6)企業に学びを提案?表現する。(1)株式会社ダスキン
株式会社ダスキンと連携を図り自身が考えるアイディアを提案?表現することを目的としたプログラムです。ダスキンの清掃事業の新規アイディアについてワークショップを通じて提案?表現していきます。この活動を通じて、実際社会でどのような問題が起きているかを知ることができ、学びを社会に活かす社会実践の経験につなげることをめざします。
担当教員:南了太(国際文化学部)、米本昌史(デザイン学部)、米原有二(国際文化学部)
訪問時期:8月
株式会社ダスキン公式ホームページ
担当教員:南了太(国際文化学部)、米本昌史(デザイン学部)、米原有二(国際文化学部)
訪問時期:8月
株式会社ダスキン公式ホームページ
7)企業に学びを提案?表現する。(2)東急不動産株式会社
東急不動産株式会社と連携を図り自身が考えるアイディアを提案?表現することを目的としたプログラムです。東急不動産のニーズである学生マンションの新規アイディアについてワークショップを通じて提案?表現していきます。この活動を通じて、実際社会でどのような問題が起きているかを知ることができ、学びを社会に活かす社会実践の経験につなげることをめざします。
担当教員:南了太(国際文化学部)、米本昌史(デザイン学部)、米原有二(国際文化学部)
訪問時期:9月
東急不動産株式会社公式ホームページ
担当教員:南了太(国際文化学部)、米本昌史(デザイン学部)、米原有二(国際文化学部)
訪問時期:9月
東急不動産株式会社公式ホームページ
在学生の皆さんへ
本科目は全学部の1~4年生に開いています。各プログラム20人ほどの小規模授業のため、抽選科目としています。学部や学年の垣根を越えた繋がりをつくりたい人にもおすすめです。履修を希望する人は、5月24日の抽選科目履修登録の際、「国内ショートプログラム1」の希望のプログラムを選択してください。
※「国内ショートプログラム1」は、2021年度入学者は選択必修科目、2020年度以前入学者は選択科目です。
※「国内ショートプログラム1」は、2021年度入学者は選択必修科目、2020年度以前入学者は選択科目です。
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京都精華大学 広報グループ
〒606-8588 京都市左京区岩倉木野町137
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※取材いただく際は、事前に広報グループまでご連絡ください。