デザイン学部ファッションコースの教員と在学生が、京都翔英高校(京都府宇治市)の制服のデザインを手がけました。学生たちがデザインした制服は、2024年4月入学者からの制服に採用されます。
本プロジェクトは京都翔英高等学校の創立40周年を記念し、京都精華大学と受託研究契約を締結して取り組まれました。制作を行ったのは、ファッションコース教員でデザイナーの柳田 剛と、同コース3?4年生各1名の3名です。完成した制服は、9月に開催された高校のオープンスクールで中学生にむけてお披露目されました。
新制服の特長(1)余分な装飾を排除した、シンプルで洗練されたデザイン
新しい制服には、ネイビーを基調とした無地の布地を中心に、落ち着いた色合いが採用されました。校章は胸元に控えめに配置され、シンプルなデザインを引き立てています。
新制服の特長(2)制服には珍しい先染め織物を採用
上着やパンツ、ネクタイ等アクセサリーの素材には、上品な「先染め織物」が使用されました。制服に用いられることの多い「後染め織物」より、しっかりとした組成としなやかな風合いの両立をかなえ、奥行きのある色味を表現しています。
新制服の特長(3)動きやすさと着心地を追求
布地の内層には、軽く柔らかな芯素材が採用され、着心地の良さが追求されました。さらに、上着の袖やパンツの脚部分にはワークウェアの形状が採用され、動きやすさと快適さを提供しています。
● 連携先:学校法人明珠学園 京都翔英高等学校(京都府宇治市、理事長?学校長:堤 清彰)
● デザイン物:ブレザー、シャツ、スラックス、スカート、セーター、ニットベスト、ネクタイ、リボンタイ、校章バッジ
● デザイン監修:ファッションコース教員 柳田 剛、ファッションコース4年 関谷敬人、3年 山田珠奈
● 所 管:京都精華大学学長室グループ(社会連携担当)
京都精華大学デザイン学部ファッションコース
社会をより幸せにするためのファッションデザインを学ぶ
ファッションコースでは、「着る人」のためのデザインを追求し、ファッションの力で社会をより良く変えることを目標に教育活動を行っています。服づくりの技術に加えて、ニーズを調査?分析するための知識、雑誌やWebサイトでプロモーションを行う方法などを学びながら、誰かの課題を解決するファッションのあり方を研究します。ファッションビジネスの現場や業界の現状についても理解を深め、求められた仕事を完璧に成し遂げる力だけでなく、自分で新しい仕事を生み出し、それを継続させる力を身につけることをめざします。
授業例:縫製、パターンメイキング、コレクション制作、サステナブル?ファッションなど
京都精華大学の社会連携
京都精華大学では、本学が培ってきた文化?芸術教育研究活動と社会を結び、学生が実際の社会から与えられる課題に取組み評価を得る実践的な教育活動を通して、教育研究活動の向上と創造的資源の活用をめざしています。
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