芸術学部洋画コース卒業生で、美術作家として活躍する山元彩香さんを講師にお招きした、大学院芸術研究科主催の特別講演会「あなたにわたしが映るとき」を開催します。
本学を2006年に卒業した山元彩香さんは、馴染みのない国や地域に出かけ、そこで出会った少女たちを撮影することでその身体に潜む土地の記憶と、身体というものの空虚さを写真にとどめようとする作品をつくってきました。講演会では、フィンランドやエストニア、ラトビア、フランス、ロシア、ウクライナ、ブルガリア、ルーマニア、ベラルーシ、マラウイ、ジョージアなどで撮影した作品を紹介いただきながら、写真には写らないさまざまな体験についてお話しいただきます。
前半60分は山元さんによる単独講演、後半30分は卒業後に行われた最初の展覧会や現在所属している東京のタカ?イシイギャラリーとの出会いなど、作家活動におけるこれまでの経験について伺います。聞き手として、同研究科の教員 小松敏宏が登壇します。
本講演会は、学部?研究科や学内外を問わず、どなたでもご参加いただけるイベントです。国内外で精力的に作家活動を行っている山元さんの話が聞ける貴重なこの機会に、ぜひお越しください。
タカ?イシイギャラリーにて、現在 個展が開催中です。(会期:9/21~10/26)
芸術研究科特別講演会「あなたにわたしが映るとき」
日程:2024年10月30日(水)
時間:16:20~
会場:京都精華大学 黎明館 L-001
〒606-8588 京都市左京区岩倉木野町137
講演者:山元彩香(美術作家 / 芸術学部洋画コース 卒業生)
聞き手:小松敏宏(大学院芸術研究科長 / 芸術学部洋画専攻 教員)
対象:学内外問わず、どなたでも参加可能
申込:不要
料金:無料
主催:大学院芸術研究科
プロフィール
講師:山元彩香
1983年、兵庫県生まれ。
2006年京都精華大学芸術学部造形学科洋画コース卒業。沖縄県在住。
2004年のサンフランシスコへの交換留学を機に写真の制作を始める。
馴染みのない国や地域へ出かけ、そこで出会った少女たちを撮影することで、その身体に潜む土地の記憶と、身体というものの空虚さを写真にとどめようとする。2009年のフィンランド、エストニアでの撮影を皮切りに、エストニア(2010年)、ラトビア(2011、12、14年)、フランス(2012、13年)、ロシア(2014年)、ウクライナ(2015年)、北海道(2015年)、ブルガリア(2016年)、ルーマニア(2017年)、ベラルーシ(2018年)、マラウイ(2019年)、沖縄(2020、21年)、ジョージア(2023年)と各地で撮影を行ってきた。
主なグループ展として「記憶は地に沁み、風を超え日本の新進作家 vol.18」、東京都写真美術館(東京、2021年)。主な個展として「Sand, Water and Dust」Taka Ishii Gallery Photography/Film (東京、2024年)などが挙げられる。東欧やアフリカの各地で撮影を行い、国内外で写真展やレジデンスに参加。
2019年に出版された写真集「We are Made of Grass, Soil, and Trees』(T&M Projects、2018年)で、さがみはら写真新人奨励質を受賞。
東京都写真美術館(東京都)、清里フォトアートミュージアム(山梨県)、Villa Pérochon Centre d' Art Contemporain Photographique(ニオール、フランス)に作品が収蔵されている。
東京都写真美術館(東京都)、清里フォトアートミュージアム(山梨県)、Villa Pérochon Centre d' Art Contemporain Photographique(ニオール、フランス)に作品が収蔵されている。
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〒606-8588 京都市左京区岩倉木野町137
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